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雀谷山(鬼ヶ城)とはなんとも印象的な名前です。
飯ヶ岳には登った事があり、その途中にあった標識を見て一度は行ってみたいとおもっていました。
秋晴れの登山日和、行って来ました。(2006/11/1)
三本杉への標識に従って、山に向かい、滑の一番奥の最後の人家があるあたり、
雀谷への分岐の標識があります。
採石場があったらしい様子があります。
現役で今も活動しているかは不明といったところです。
曲がってすぐ、少し広くなった駐車場らしいところに車を止めて林道をあるきます。
10:40出発
登山口までの林道は車が入らないこともなさそうですが、
舗装はされていなく、雨の後などは荒れそうです。
普通の乗用車なら置いていった方が良さそうです。
途中に登山口らしいものが見え、木で組んだ橋を渡る道がありました。
橋を渡ってみると、苔ですべるし、その先も荒れていて上級向きらしく思えたので引き返し、
林道をそのまま進みました。
林道上にもピンクのテープがあり、これはこれでルートがありそうでした。
途中に雨量計側小屋、ニッセイの森の看板などがあります。
渓流沿いで緑もきれいな道を30分くらいあるくと嬉や道の右側に登山口の看板です。
木切れの杖も何本か立てかけてあります。
杖を忘れていったのでありがたく借りて出かけることにしました。
岩の間から、渓流を渡り、登山道を進む。
アメンボの影が水底に映り、「ケンケンパア」をしているようです。
要所要所にピンクのテープ、歩きやすい林の中である。
さてココから登りが急になるというところ、道が折れ曲がる。
標識が矢印つきであったが、道のように思われる踏み跡が3本に見え、間違えそうになった。
ピンクのテープを探して事なきを得た。
登山道はかなりはっきりしているので間違えた、ルートに戻ったかははっきりわかる。
涼しい林の中を過ぎると、伐採地を九十九折れに登る。
眺めは真に良い。
くっきりと前に飯ヶ岳の山肌が見える。
但し、急勾配の伐採地なので、登ってきた足元をみるとはるか下までさえぎるものがなく、
転がり落ちたら大変という気分になる。
道幅は狭い。
はるか上に1本の木が見えその木が当面の目標となる。
その先は切り株が標識代わりとなりさらに登っていく。
木についたのが、歩き始めて1時間20分くらい。
調度お昼になったので昼食をとった。
登りつめての休息にもなり、視界も変わり、元気を取り戻再び明るい林に入る。
其処からは尾根道。
いきなり大きい岩の塊が行く手をさえぎる。
あとでそこが鬼ヶ城と呼ばれる所とわかった。
この岩の塊は登ることはできず、左に迂回する。
尾根を緩やかに登ったり降りたりしながら1時間弱。
飯ヶ岳と雀谷山との分岐点に到達。13:10。
飯ヶ岳90分、雀谷20分と標識にある。
飯ヶ岳への縦走路は笹が道に被っており難しそう。
雀谷に向かう。途中急勾配の下りがあり難渋(10mもないくらいだと思うが)。
予定よりオーバーして山頂についた。
山頂は見晴らしがそれほど良くはない。
途中の見晴らしの良いポイントで景色は楽しもう。
紅葉にはやや早かったが、所ドコロ真っ赤に色づいた櫨(はぜ)が美しい。
これからブナを始めとして黄色く色ずく葉も多いと思う。
下りは車まで約2時間。
4時前くらいになった。
秋の日は短いので余裕を持って歩くにはもう少し早めに出たほうが良いかもしれません。