東狗留孫山法華寺、 別名「圧方観音」と呼ばれ親しまれている。
金剛峰寺の末寺。
また、同じ真言宗であることから周防国分寺とも関係が深い。
毎年2月18日に縁日が開かれ、多くの参拝客で賑わう。
本尊は聖観音、不動明王、毘沙門天等。
奥の院(60分)は狗留孫山中にあり、33箇所巡りの願掛けコースがある。
穴観音はここ30年くらい行った人がおらず、調査中であったが
この3月(2012/3)見つける事が出来た。
5月の最後の日曜には山開き行事(花供入峯)
7月21日には柴燈護摩供が行われる。
登山コースは本堂に正面に向き、右手に出ると、小道がある。
この道を進み、中国縦貫道を跨ぐ。
陸橋を降りて、左に進むと奥の院に至る登山道がある。
台風、大雪の影響で道に荒れはあるものの
登山道は比較的よく使われており、山は明るい。
携帯電話もほとんどの行程で使える。
この写真は4/28のものであるが、新緑と山ツツジが美しかった。
コバノミツバツツジ(小葉の三つ葉ツツジ)。
一箇所から3枚の小さい葉がでる事から。
大物倒木が一本。奥の院直前の参道に横たわっている。
奥の院(観音堂)は一見素朴。
だがよく見ると向拝、組物、肘木、虹梁 立派じゃありません?
大きな石碑もあります。
一説に天武天皇勅願(白鳳元年 673年)の創建、
中興開山が俊乗坊重源であると告げていると言います。
かってはここで夜篭りもしたのでしょう。
今(2007/5/22)では夜篭り堂は壊され、建立の碑だけが残っています。
掃除道具も残してありました。
ここから33観音めぐりへの分岐点があり、この度は悪人戒め岩まで行ってきました。
言い伝えによると、悪人がここを通ると挟まれてでられなくなるのだそうです。
果たして、でられるでしょうか。
出られたようです。これで昨日の食べすぎの禊もできた?
奥の院のさらに上に11番観音から33番観音が巡れるはずです。
素朴な石仏や磨崖仏に出会えます。
紫のツツジが多い中、白い花が目に付きました。
掲載当時は名前がわからなかったのですが、読者から情報をいただきました。
ありがとうございます たかこさん。
山頂はツインピークス。2つ目が最高ポイント544.1m。
510mのピークからさらに45分はゆうにかかります。
眺望が開けた地点からは近くに光り流れる佐波川や、
遠く瀬戸内海まで見ることができます。